2011年07月28日

平成23年度愛知県中学総体 相撲競技

本日7月28日 愛知県中学校総合体育大会 相撲競技が開催されました。


この大会は文字通り中体連(全国中学校体育連盟)主催の全国中学校総合体育大会、通称「全中」の愛知県予選会です。


中学生力士にとってはもっとも重要な大会の予選会です。


従って、毎年各選手の真剣な眼差しが印象的で、ある意味大相撲よりも面白くて感動的でもあります。


毎年この大会では全中出場切符を手にし満面の笑顔を見せる選手がいれば、あと一歩の所で切符を逃してしまい涙を見せる選手もいます。


泣いても笑っても一発勝負!


特に相撲という競技は強い者が10回やって10回とも勝つとは言えません。


その時の精神状態、勝負のアヤで思わぬ結果になる時もあります。


それらの勝負のアヤが立会いの一瞬で傾く場合がある競技であり、それ故、高い集中力が要求されます。



そういう意味ではサイコロジカルな部分が大きなパーセンテージを占める競技です。


だからこそ相撲は青少年の精神力、集中力の鍛練になると言われます。


まだ心が未発達な中学生にとっては三年間の成果が問われる舞台で負けたら終りのトーナメント戦はそれはそれは大変な事なのです。



さて、その一発勝負のトーナメントの結果は?


 岡崎市相撲教室からの参加者は菅沼文太(幸田中3年)、佐野将馬(六ツ美中3年)、白藤聖陽(矢作中1年)、中村恭輔(葵中1年)の4名、残念ながら団体戦は出場チームなし


まずは先日の全国中学生都道府県相撲大会愛知県予選会で見事3位に入賞、全国大会への切符を獲得した菅沼文太君


この大会も勝って二つ目の全国切符を勝ち取りたい!


順当に4回戦までをを勝ち上がり準々決勝へ!





準々決勝の相手も文太の実力からすれば大丈夫と思った矢先・・・


悪夢が・・・


いつもの頭からガツンと当たる文太の立会いとは明らかに違う。


この一戦に勝てばベスト4進出!ベスト4からは4人によるリーグ戦になる為、ここはとにかく大事に大事に!というそんな気持ちが出てしまった立会いでした・・・


これだから相撲は怖い!取ってみなきゃ分からないのが相撲です・・・


こういう心の中の微妙な想いが勝負に出てしまいます。


高校に入っても相撲を続ける予定の文太くんにとって、苦くて良い経験になったのではないでしょうか? まさに「良薬口に苦し」です!


とはいっても、やはり悔しい・・・やはり残念・・・夢であって欲しい・・・


そんな想いが記事を書いている今も頭をよぎります・・・






もう一人の三年生佐野将馬くんは残念ながら、初戦敗退!


小学校1年生から始めた相撲!


9年間のすべての大会を終えました!


実は佐野くんは小学生の頃、白血病と大病を患うという大変な逆境を乗り越えての相撲生活でした。


小学校低学年の頃は将来を期待された選手でした。


そんな中での病・・・それでもめげずに奇跡の復活!


でも以前の様には勝てません・・・それでも諦めずに稽古に復帰してくれました。


よくぞここまで頑張って、相撲教室での9年間を全うしたと思います。


これからの彼の一生の財産となるでしょう!





続いて1年生で参加した中村恭輔くんは初戦は突破したものの2回戦敗退・・・最近ちょっと元気がないのが気に掛かります。


もっともっと熱く燃えて欲しいですね・・・奮起を期待します。






そして今回もっとも頑張ったのが1年生の白藤君!



1年生ながら見事4回戦まで勝ち上がりベスト16まで進出!


4回戦も惜しい相撲でした。








来年は是非とも全中切符を手にして欲しいですね!



熱い夏が終わってしまった選手!


まだ戦いを残している選手!


それぞれですが、今日一日でまたみんな成長してくれたんではないでしょうか!


三年生の菅沼文太君にはまだ両国での全国都道府県中学生相撲大会が待っています。


今日の悔しさをバネして、今日の敗戦を教訓として全国で大暴れしてくれる事を期待します!

  


Posted by 岡崎市相撲教室 at 22:29Comments(1)2011年度大会結果

2011年07月10日

第31回岡崎市小中学生すもう選手権大会!

7月9日岡崎市小中学生すもう選手権大会が開催されました。


この大会は岡崎市教育委員会、岡崎市体育協会、岡崎市相撲連盟の主催で岡崎市、岡崎市近郊市町村の小学生中学生ならだれでも参加できる大会です。


今回も岡崎市および幸田町から数多くの子供たちが参加してくれました!


また学校単位の団体戦もあるこの大会、各学校の名誉を掛け、5つの小学校が団体戦に参戦してくれました!





普段見られない子供達の真剣な眼差し、悔し泣き、嬉し泣きが見られ、父兄の方達も沢山応援に駆けつけてくれます。





団体戦になると男女混合の戦いになる為、男子女子関係なく熱い戦いを繰り広げてくれます(#^.^#)




それでは今大会の優勝者一覧です!


小学校1年生男子
      優勝 竹本蓮くん(坂崎小)

小学校2年生男子
      優勝 木村恵太くん(大門小)

小学校3年生男子
      優勝 松本匠平くん(付属小)

小学校4年生男子
      優勝 上条深能くん(竜ヶ丘小)

小学校5年生男子
      優勝 中村吏希くん(井田小)

小学校6年生男子
      優勝 柴田輝一くん(豊臣小)

小学低学年女子
      優勝 柴田歩乃佳さん(坂崎小)

小学高学年女子
      優勝 鳥居真由さん(荻谷小)

中学生
     優勝 白藤聖陽くん(葵中)





団体戦
   
   小学生低学年の部
     優勝  大門小学校




   小学校高学年の部
     優勝  豊臣小学校




高学年の優勝チームにはこんな立派な優勝旗も授与されます。

来年はもっと多くの小学校からの参加をお待ちしてますよ!


最後に当ブログを見て、各方面から選手の取材に駆け付けて頂きました報道関係の皆さま、暑い中御苦労様でした!

今後も岡崎市相撲連盟・相撲教室は健全な青少年の育成の為、頑張って行きます。

今後ともよろしくお願い申し上げます

  


Posted by 岡崎市相撲教室 at 23:38Comments(3)2011年度大会結果

2011年07月03日

平成23年度愛知県中学生相撲大会

キラン本日7月3日岡崎市中央総合公園で平成23年度愛知県中学生相撲大会が開催されました。


この大会の個人戦で3位以上に入ると全国都道府県中学生相撲選手権大会への出場権を獲得できます。



また団体戦の優勝チームは中部日本中学生相撲選手権への出場権獲得です。


また個人戦には75キロ以下級の軽量級のトーナメントもあり、これに優勝すると同じく全国都道府県中学生相撲選手権の軽量級への出場権を獲得できます。


岡崎市相撲教室からは中三の菅沼文太、中三の佐野将馬、中一の白藤聖陽、中村恭輔の四名が参戦!


両国を目指します!


重量級に参加の白藤くんは上級生ひしめくブロックの中、1、2回戦を勝ち上がりベスト16に進出、ベスト8を掛けた3回戦では上級生の巨漢選手に力負け・・・中学生は1年生と三年生ではかなり体力差がある為、やはりまだまだ筋力不足・・・来年再来年に向けて基礎体力の向上が課題でしょう。


まずは上級生の体力を体で感じ、今後の稽古の励みにして欲しいですね。


そして、今年が勝負の年となる三年生菅沼文太くん


昨年は涙を飲んだこの大会、今年はなんとしても両国キップを手にしたい!


心情を考えるとかなりの緊張が予想されたのですが、以外にも大会前の表情は落ち着いていました。


昨年までのオドオド、ガチガチとはかなり違う印象!


なにか悟りを開いたかのような表情に見えました。


1、2、3回戦、負けたらそれまでのトーナメントを落ち着いた相撲でさばきベスト8へ!


この大会はベスト8からは8人総当たりの通称死のリーグに入ります!


まずは初戦!


相撲巧者の松尾くんを攻め続けながら、最後の一歩が出ずに惜敗・・・


いきなり出鼻をくじかれますが、ここでもまったく気落ちせず気持ちを切り替えます!


この辺りも昨年と一味違います。


リーグ戦は負けた後の気持ちの切り替えが重要!


これができる選手とできない選手の差が最後の順位を決めます!


まだまだここからあと6番が勝負!死のリーグは続きます!





とにかく昨年までとは仕切りの時の面構えが違いました。


また、課題であった立会いの立ち遅れ・・・これを見事に修正してきました。


そこが今までの文太とは大きな違い!


生まれ変わった文太がここから怒涛の5連勝!





昨年までなら間違いなく膝が崩れ落ちているような場面でもしっかり残します! 去年までは見られなかった粘り腰です!


5勝1敗で迎えた最終戦、相手はここまで6戦全勝の愛工大付属中の中嶋亮介くん!


ここまでの6戦をまったく危なげなく勝ち切っています。


文太VS亮介の最後の戦いはとにかく熱かった!


激しい攻防が何度も繰り広げられ一進一退の激戦!


文太が勝つかに見えた場面もあったが最後は体格に物を言わせた中嶋亮介に軍配が!


残念ながら敗れはしましたがこの一戦間違いなく本日のベストバウト


体が痺れるような戦いでした!


攻防もハイレベルで見ごたえ充分でしたね!


最終的に5勝2敗で第3位


見事念願の両国切符を手にしました。


岡崎市相撲教室のみんなが願った文太くんの両国切符



それを手にしてこの表情!




泣いてるのか笑ってるのか分からない文太必殺のこの表情!


嬉し泣きと満面の笑みが混ざり合った彼独特のなんとも言えない表情です(*^^)v


この顔が見たかったんです。


ここまでの文太くんの激しく厳しい稽古を見守ってきた人達みんなの涙を誘いました!






軽量級の方は期待していた佐野将馬くんは決勝リーグ進出一歩手前の三回戦で惜しくも敗退・・・


1年生の中村恭輔くんも同じく予選敗退・・・


軽量級の方は残念な結果となりました。



中学生の生徒達にはまだ来月の全国中学総体県予選があります。


良い結果の出た選手は気を引き締めて、良い結果が出なかった選手は気持ちを切り変えて明日に向かって歩き始めましょう!
  


Posted by 岡崎市相撲教室 at 21:47Comments(0)2011年度大会結果